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『死後の世界』と『お迎え現象』について

突然ですが、今回は「死」について書きます。

 

 日本日本人は「死」について恐怖感を持たれている方が多いですね。それは「死んだらどうなるか!?」が分からないからだと思います。何も分からない不安感が恐怖なのかもしれません。では、タイタイ人はどう思っているのか!? タイ人は「死んだら、今よりもっと良い世界に行ける!」と思っています。つらい事や苦しみが無い世界です。日本的に言えば極楽浄土、タイ風に言えば究極のサバーイな世界となります。タイ人は幼い頃から寺院の壁画を観たり、TVの仏教アニメを観たり、学校や寺院で仏教の話を聞いているうちに、具体的に「あの世」のイメージが出来上がっていきます。そして「死」に対して段々とポジティブになっていくのです。では、どうしたら「究極のサバーイな世界(極楽浄土)」に行けるのか!? 方法は、悪い事をしないで人生を全うすることしかありません。日本人の場合には「死んだら終わり」と思っている方が多いように思えます。ですが、タイ人は死んでも次の世界で続きがあると思っています。全ては繋がっているのです。ですから、どの時点でも悪い事をしたり、道を外れてはいけないのです。今後の道に影響が出るからです。

 余談ですが、タイ人の認識では人間に産まれてくるまでには「虫虫」から始まり「小動物ウサギ」から徐々に「大きな動物トラ」に生まれ変わり、そしてやっと「人間人間」に生まれ変われるのです。それには、相当の時間が掛かっています。ですから、タイ人としては『やっと人間に産まれてこれたので、人生を楽しもう!』という思いが根底にあると思われます。タイ人特有の「自由でワガママ、我慢しない人(サバーイな人)」もココからきているのかもしれません。

 

 

続いて、「お迎え現象」について書きます。

 

 私は数年前に日本で義父を看取りました。癌との闘病の末に病院病院にて最後を迎えました。その2ヶ月前より日本に行き、多少のお手伝いをしておりました。亡くなる数日前にはモルヒネにより意思の疎通は出来なかったものの時折、天井を指差して何かを言おうとしておりました。タイ人である私は直ぐに「お迎えが来た」と分かりました。しかし、日本人には中々、なじみが無いものなのかもしれません。タイでも亡くなる数日前に同じ様な行動をする方が沢山居ます。タイ人は、これを「お迎え現象」と理解し、既に亡くなられている親や兄弟、親類や友達などが迎えに来たことを周りの人に教えようとする行為と思っています。残念ながら私達は誰が迎えに来たのかは分かりません。これは、死に直面している本人にしか見えないのです。この「お迎え」の時にはビックリした表情になる方もいれば、嬉しそうな表情になる人も居るようです。

 たまたま偶然にも日本で、東京大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長矢作直樹医師がインタビューを受けているTV番組を観ました。こんなにも優秀で社会的地位も高い先生がテレビで「お迎え現象」について語っているのを観て『今後、この先生は大丈夫かな!?』と心配に思えたのを覚えています。最近ではネットでも、この「お迎え現象」を真面目に記事にしているものも多く、単なるオカルト話しから現実に起こっている話しとして伝えられてきているように感じます。

 

 では、この「お迎え現象」を体験できるのは誰なのか!? についてですが、これについて書く前に、人間の脳に関してから話を始めたいと思います。ここからも私の勝手な想像です(矢作先生は関係ありません)。

 人間の「脳」の最後の役目は、肉体的な活動が停止する寸前の人の「魂」「別の世界(あの世)」に移動させる事と考えます。(根拠も裏付けもありません、単なる想像です。)その「魂」の移動には、多少の時間的が掛かるものと思います。そして、その「魂」の移動の過程(準備段階)で「お迎え現象」も起きるものと思います。要するに脳が最後の役目として「現世」と「次の世界(あの世)」とを繋ぐ道を作ることにより、「あの世からのお迎え」が可能となるのです。

 稀に、「あの世の方」と交信できたり、見えないものが見えたりする方が居ますが、私の想像ですと、厳しい修行や瞑想、断食などによって脳が「肉体的な活動が停止しそう」と錯覚してしまう事により、その最後の役目として「あの世」とのパイプを繋いでしまうのではないかと考えました。これにより、「あの世」との常時接続が可能となるのではないでしょうか。私もチェンマイで、そんな特殊能力を持っている方(占い師)と何度もお会いましたが、皆さん『贅沢したら、この能力も消えてしまう…』というような発言をしております。例えば、週に1回は断食して1日中お経を唱えるとか、日々の食事は最低限にして、毎日何時間も瞑想するとか。折角繋がった「あの世」との道が消えないように努力されているように感じました。

 

 何度も書きますが、これは全て私の想像です。根拠や裏付けはありません。しかしながら、そのように考えたら全てのつじつまが合うように思えました。本当のところは、誰にも最後まで分からないでしょう。しかしながら、もし「あの世」があり、現世からの続きをしなければならいとしたら…、死んでもリセットされないとしたら…。まずは、現世で悪い事をしないで生きていた方が良いかもしれませんね。

 

author:チェンマイを日本語でご案内する『バーン・チェンマイ』のブログ, category:タイの文化風習など, 11:43
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